【司法書士が解説】前回の相続で関係が悪化…非協力的な相続人と司法書士が調整し、円満に遺産分割できた事例|解決事例
1. お客様のご状況
Aさんからご相談をいただきました。
Aさんの母Bさんが亡くなりました。相続人は長男Aさん、次男Cさん、長女Dさんの3名です。
数年前にAさんの父が亡くなった際の相続で、AさんとDさんは遺産の分配方法で揉め、それ以来、兄弟間の連絡は一切取っていない状況でした。
今回、母Bさんが亡くなり、再び兄妹での相続協議が必要となりましたが、Bさんは感情的に非協力的で、一切の話し合いを拒否していました。Dさんと関係性の良いCさんが説得を試みましたが、話し合いは不調に終わってしまいました。
Aさんとしては「争いたくはないが、いつまでも放置するわけにもいかない」とのことで、当事務所にご相談くださいました。
【被相続人=亡くなった方】
・Bさん
【相続人】
Aさん(長男)、Cさん(次男)、Dさん(長女)
2. 当事務所からの提案&お手伝い
これまでのご事情を丁寧にうかがったうえで、Aさんに代わって当事務所からBさん宛に中立的立場からご連絡をしました。
ポイントは以下の通りです:
• 感情的なやりとりを避けるため、司法書士が連絡の窓口となることを明確化
• 相続登記の必要性、税務上のリスク、協議が長引いた場合の不利益を客観的に説明
• Bさんの心理的ハードルを下げるため、対面での協議を避け、書面・郵送での遺産分割協議書手配を提案
また、相続関係説明図、遺産分割協議書などを丁寧に整備し、Bさんにも分かりやすいように説明資料を同封しました。
当事務所では下記のサポートを行いました。
1. 戸籍謄本等の取得
2. 相続関係説明図、遺産分割協議書作成
3. Cさんへのご連絡、遺産分割協議書手配
4. 相続登記申請
3. 結果
当事務所からDさんに電話でご連絡をしたところ、「司法書士からの連絡を待っていた」「これまでの経緯を聞いてほしい」と堰を切ったように語り始めました。
お話を伺ったところ、Dさんは遺産分割協議に納得がいかないのではなく、前回の相続の際に起こった出来事やこれまでの経緯、兄弟には話せない心の内を誰かに聞いてほしかったご様子でした。丁寧に話を聞き、相続についての疑問点にもすべて回答してご納得いただき、「これなら協力してもいい」と考えを改めていただけました。
結果として、AさんとDさんが一度も顔を合わせることなく、書面上で遺産分割協議が成立し、無事に相続登記も完了しました。
「また揉めるのでは…」というAさんの不安も解消され、円満に手続きを終えることができました。
4.司法書士からひとこと
相続は財産を分けるだけの作業ではなく、過去の感情や人間関係が浮き彫りになる場面でもあります。
今回のように「法的な争い」というより「話せる場がなかった」ことが原因のケースも少なくありません。
司法書士が中立的な立場で間に入ることで、感情の衝突を避けつつ、法的な整理を進めることが可能です。
兄弟間で直接連絡が難しい場合でも、専門家が関与することで話し合いのきっかけが生まれることがあります。
「これ以上こじらせたくない」と感じたときこそ、ぜひご相談ください。
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