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面識のない相続人とやり取りをして解決したケース

2024.01.01

1. お客様のご状況

神奈川県在住の80代女性、Aさんからのご相談です。

Aさんの夫が他界し、相続手続きを行いたいとのことでお話をお伺いしました。

実は、被相続人であるAさんの夫は前妻との間に複数名のお子様がおり、Aさんはそのことをご存じなかった、という状況でした。

今さら自分でコンタクトを取ることも出来ず、どうすればいいのか全く分からない…と困り果てたご様子でした。

【被相続人=亡くなった方】
・Aさんの夫

【相続人】
・妻(Aさん)
・被相続人の子供(Aさんとは血縁関係無し)5名
 ※お子様全員、一度もお会いしたことがありませんでした。

【財産状況】
・土地建物
・預貯金

2. 当事務所からの提案&お手伝い

どうしても相続人全員との間で遺産分割協議を行う必要がある旨を説明し、揉めないように各相続人に連絡を取ることが大切であるとアドバイスさせて頂きました。

まず被相続人及び相続人の戸籍等の調査をした結果、相続人の確定、相続人全員の住所が特定できました。

Aさんとしては、ご自身もご病気を患っていて、高齢なこともあり、難しいことは全てお任せしたいとのご意向でした。夫婦二人で長年生活してきて、当然にAさんが相続するものと思って家計を支えてきたとの事情もあったため、出来ればAさんが相続したいとのご希望をお持ちでした。

弊所からは法定相続分のご説明をし、代償金の大切さもアドバイスいたしました。

結果として、代償金の支払いも検討した上で遺産分割協議について相続人に連絡をすることになりました。

当事務所から相続人全員に代理でお手紙を送り、Aさんは、被相続人にお子様がいらっしゃることも全くご存じなく生活をされてこられた事情や、Aさんからお預かりしたお子様方へのお気持ちを説明し、当事務所宛に意向について連絡がほしいとお伝えしました。

当事務所では、下記のサポートを行いました。

① 他の相続人全員へ司法書士からご連絡をする(お手紙の送付)
② 他の相続人全員との連絡窓口となり、これまでのいきさつのご説明、遺産のこと、相続手続きについてのご説明
③ 不動産の名義をAさんに変更(相続登記)

3. 結果

相続人全員の方からAさんのご提案にご賛同頂き、不動産、預貯金共にAさんがご相続され、他の相続人の方々には代償金をお受け取り頂きました。

大半の相続人からはすぐにご連絡を頂き、被相続人の近況などについてお尋ねいただくこともあり、相続手続以外の部分でも依頼者と他の相続人との橋渡しを果たせたと感じております。

他の相続人全員と面識がなくキーマンもいないという非常に大変な案件でしたが、Aさんと連絡を取り合いながら、時間をかけて進めていき、Aさんをはじめ相続人全員にとって良い結論を導くことができました。

Aさんには、無事に解決できて、依頼して本当に良かったありがとう。と仰って頂き、安心して頂けました。

最初に代償金の大切さをAさんがご理解下さり、他の相続人へご提案できたのが良い結果のポイントだったと思います。相続関係が複雑な場合でもぜひ当事務所にご相談ください。

この記事の執筆者
司法書士法人スターディオ 代表司法書士 保坂真世
保有資格司法書士(神奈川県司法書士会:登録番号 1592)
専門分野相続・ 中小企業法務・不動産売買
経歴平成21年:司法書士試験合格/平成26年:独立
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