【司法書士が解説】日本語がわからない母の代わりに長男が手続きをし、財産のみ母に取得させたケース |解決事例
1. お客様のご状況
Aさんからご相談いただきました。Aさんの父Bさんが亡くなり、相続人は妻Cさん、長男Aさん、長女Dさんの3名です。Cさんはフィリピン国籍で日本語があまり得意ではありません。
Aさん、Dさんとしてはすべての財産を母Cさんに取得してほしいと思っていましたが、相続財産の中に不動産があり、早期に売却を希望していました。日本語がわからないCさんが不動産を取得すると、不動産売却の際に手続きが困難になることが予想され、どのように相続したらよいかご相談いただきました。
【被相続人=亡くなった方】
・Bさん
【相続人】
・Cさん(妻)
・Aさん(長男)
・Dさん(長女)
【財産状況】
・不動産
・預貯金
2. 当事務所からの提案&お手伝い
当事務所から、遺産分割協議を行い、いったん不動産を長男Aさんが取得した上で、Aさんが不動産を売却し、売却代金から売却にかかる諸費用を控除した残額をお母様に取得させる方法をご提案させていただきました。この方法であれば、手続きはすべて長男Aさんの方で行い、財産はすべてお母様が取得することができます。
当事務所では、以下のサポートを行いました。
1. 戸籍謄本等のチェック
2. 相続関係説明図、遺産分割協議書の作成
3. 相続登記申請
4. 不動産売却サポート
3. 結果
Aさん名義に相続登記をしたうえで不動産の売却を行い、売却代金をお母様に取得させることができました。手続きがスムーズに終わり、大変喜んでいただけました。
相続手続きは日本語がわからないとスムーズに進めることが困難であるため、日本語がわからない相続人が財産を相続する場合は非常に苦労します。相続の仕方を工夫することによって、財産を取得する相続人と実際に手続きを行う相続人を分けることも可能です。
相続手続きでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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