横浜の相続手続きの流れ
ご家族が亡くなられ、深い悲しみの中、すぐに「相続手続き」が始まります。横浜市で相続手続きを進めるには、死亡届の提出から始まり、遺言書の確認、相続人調査、財産調査、遺産分割協議、名義変更、相続税申告と、非常に多くの複雑なステップを踏む必要があります。
特に横浜での不動産相続手続きや、広範囲にわたる戸籍収集は専門知識が必要で、多くの方が「何から手をつければいいか分からない」と戸惑われます。
この記事では、横浜で相続手続きをスムーズに進めるための全8ステップを、専門家の視点から分かりやすく解説します。
ステップ①：遺産相続の開始と死亡届の提出
葬儀が終わり一息つく間もなく、法的な相続手続きが開始されます。最初に行うべきは「死亡届の提出」です。
これは死亡の事実を知った日から7日以内（国外の場合は3か月以内）に、故人の本籍地、死亡地、または届出人の所在地の市区町村役場（横浜市の場合は各区役所）に提出します。
ステップ②：遺言書の有無の確認 – 「争続」を避ける第一歩
故人が遺言書を遺していないか確認します。自筆証書遺言（法務局での保管制度利用外）や秘密証書遺言が見つかった場合、家庭裁判所での「検認」手続きが必要です。
遺言書は故人の最後の想いですが、内容によってはかえって親族間のトラブル「争続」の原因にもなり得ます。横浜で相続手続きを進める中で、遺言書の内容に不安がある、または検認手続きが分からない場合は、トラブルになる前に専門家へご相談ください。
ステップ③：相続人調査（戸籍収集） – 横浜で最も手こずる手続き
相続手続きの土台として、誰が法的な相続人なのかを確定させる「相続人調査」が不可欠です。故人の出生から死亡までの連続した戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍謄本をすべて集める必要があります。
本籍地が横浜市外や遠方にある場合は、郵送での取り寄せも発生します。古い戸籍の解読が困難であったり、知らなかった相続人（先妻の子など）が判明することも。ご自身で進めて「思ったより進まない」とご相談に来られる方が非常に多い、相続手続きの難所です。
【ご相談ください】 横浜で相続人の戸籍収集にお困りなら、当事務所が代行サポートいたします。
ステップ④：相続財産の調査と確定
相続人全員で遺産分割協議を行うため、故人が遺した財産をすべて洗い出します。
横浜市内の不動産（土地・建物）や預貯金はもちろん、有価証券、自動車、借金やローンなどの「マイナスの財産」も対象です。特に故人と離れて暮らしていた場合、全容把握は困難を極めます。漏れがあると、後で遺産分割協議をやり直す必要も生じます。
【ご相談ください】 当事務所は横浜での不動産調査を含む、財産調査のサポートも行っております。
ステップ⑤：相続方法の決定（相続放棄） – 3か月の期限に注意
財産調査の結果、借金など「マイナスの財産」が「プラスの財産」を上回る場合、「相続放棄」を選択できます。
これは「相続の開始を知った時から3か月以内」に家庭裁判所への申述が必要です。この期限は非常に短いため、財産調査は迅速に行わなければなりません。
【ご相談ください】 横浜で相続手続きを開始し、負債の可能性に気づいた際は、一刻も早くご相談ください。
ステップ⑥：遺産分割協議書の作成
相続人全員で「誰が・何を・どれだけ相続するか」を話し合い、合意内容を「遺産分割協議書」として書面にし、全員が実印で押印します。
この書類は、後の不動産名義変更（相続登記）や預貯金の解約といった相続手続きで必須となります。相続人の中に疎遠な方や海外在住者がいても、全員の合意が必要です。
ステップ⑦：不動産の名義変更（相続登記） – 横浜の司法書士へ
遺産分割協議が成立したら、不動産や預貯金、株式などの名義変更を行います。
特に横浜市内（または他市町村）の不動産相続手続き（相続登記）は、法務局への申請が必要で、非常に専門的です。2024年4月から相続登記は義務化されており、放置すると過料の対象にもなります。ご自身での手続きは多大な時間と手間がかかります。
【ご相談ください】 横浜で不動産の相続手続き（相続登記）が必要な場合は、司法書士である当事務所へお任せください。
ステップ⑧：相続税の申告・納付（10か月以内）
相続財産が基礎控除額を超える場合、相続の開始を知った日の翌日から10か月以内に相続税の申告・納付が必要です。
「うちは財産がないから無関係」とご自身で判断するのは危険です。特例（小規模宅地等の特例など）を使って初めて非課税になるケースも多く、申告自体は必要です。
【ご相談ください】 当事務所では相続に強い税理士と連携し、横浜での相続手続きをワンストップでサポートします。
横浜での相続手続きは、専門家への相談が解決の近道です
横浜での相続手続きは、戸籍収集から財産調査、遺産分割協議、不動産登記、そして税務申告まで、多岐にわたる専門知識が必要です。期限が短い手続きも多く、ご遺族様の負担は計り知れません。
当事務所は、横浜市を拠点に、これら複雑な相続手続きをトータルサポートいたします。
「横浜で相続手続きが始まったが、何から手をつければいいか分からない」 「平日は仕事で役所や銀行に行く時間がない」
このようにお困りの方は、まずは無料相談からお気軽にお問い合わせください。
この記事の執筆者
司法書士法人スターディオ
代表司法書士
保坂真世
保有資格司法書士（神奈川県司法書士会：登録番号 1592）
専門分野相続・ 中小企業法務・不動産売買
経歴平成２１年：司法書士試験合格／平成２６年：独立
横浜で家族信託をお考えの方へ
横浜で相続手続きのご相談をご検討の皆様へ
ご自身で相続手続きを進めようとお考えの方も注意が必要です
相続のご相談は当相談窓口にお任せください
